秋華賞回顧

ダイワが強かったことには異論は無い。


しかし…、


しょっぺー。しょっぺすぎるよ。
なんですかこのラップタイム。

12.3 - 10.4 - 11.5 - 12.2 - 12.8 - 13.6 - 12.4 - 11.3 - 11.1 - 11.5
12.3 - 22.7 - 34.2 - 46.4 - 59.2 - 1.12.8 - 1.25.2 - 1.36.5 - 1.47.6 - 1.59.1

1000m通過こそ59.2秒と平均的なタイムであるものの、
800m〜1000mにかけてが12.8秒、そしてその次の1ハロンが13.6秒と究極的に遅い。遅い。


今年のオークスの最長ラップが12.8秒、春天でも13.0秒ということを考えたら、今回の13.6秒が以下に遅いか。。
京都の2000mで13秒台を出してはいかんだろ。


場所でいうと、ちょうど向こう正面。
そこまで縦長だった馬群が一団になり始めたのだが、誰も先行勢を突付くまでには至らず。
そのおかげでどの馬にも息が入る展開になってしまった。


なので、純粋な力比べとはいかず、
前目の馬が速い上がりを出して終わってしまった感がある。
過去の秋華賞は息が入りにくい平均ペース持続タイプが多かっただけに非常に残念だ。

↑こんな後方じゃ届かないw

参考

ちなみに今までで一番遅い秋華賞のラップが13.1秒、
あのティコティコタックが勝った2000年のレースである。


比較として出すと…。

12.4 - 11.2 - 12.4 - 12.4 - 12.4 - 13.1 - 12.1 - 11.5 - 11.2 - 11.2 
12.4 - 23.6 - 36.0 - 48.4 - 60.8 - 73.9 - 86.0 - 97.5 - 108.7 - 119.9 

前半は今年よりさらにスローだったが、
上がり3ハロンだけ一気にペースが上がったという点では今年のと似たレースだったと言える。


って、競馬史でも1,2を争うしょっぱいレースに似てるのってどうなんでしょうか。
ティコティコの時より遅い13.6秒なんてやっぱGIで出しちゃいけないって。


これでいいのか、秋華賞

上位勢の評価

ちなみに桜花賞の1000m通過タイムもここ20年で一番遅かったんですよ、この世代w
強い強いとは言われているものの、実際は厳しいラップのレースをやっていない。
そのツケが後々回ってくるかもよ。


まぁダイワもウオッカも弱くはないし、切れ味なら最強クラスであることに間違いは無い。
それは確か。
だが、きっついレースでどうなるかは半信半疑かなと。
古馬の牡馬陣と当たるときはちょい割引したいところ。



むしろ4着のベッラレイアのほうが楽しみ。
なかなか厳しいペースだったオークスを粘りきりそうだったし、
今回の最後方からのデュランダル走法w
これらを見ると前が速いレースでこそ差しが利いてきそうな予感。


アサヒライジングフサイチパンドラシェルズレイなど、
これら速い先行馬が揃うエリ女こそ3歳世代の試金石となる。